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ケーシング

ケーシング

ケーシングの修理・メンテナンス

ケーシングのイメージケーシングは、ファン・ブロア・送風機の周囲を形成する円筒形あるいはその他形状のカバーであり、比較的故障が少ない部分ではありますが、腐蝕などの影響で送風機の役目を果たすことができないことがありますので、メンテナンス箇所として重要です。例えば、ケーシングが腐食や磨耗によって薄くなっている場合、放置するとケーシングに穴が空いてしまう為そもそも機能を果たすことができません。さらに、シュレッダーファンなどの固形物を含んだものを扱う場合は、ケーシング内に固形物に付着・堆積には注意が必要です。

想定される症状

ケーシングに想定される不具合には、以下のような症状があります。

  • ①異音。
  • ②異常振動。
  • ③破損。

とるべき対策

ケーシングの不具合により発生する異常現象に対して取るべき対策は以下の通りです。

①異音の原因として、ケーシング内部の腐蝕や異物の付着により、インペラーと接触し異音を発生させることがあげられます。また、空気やガスの流体に乱れが生じて異音が発生することも考えられます。ファン・ブロア・送風機のケーシング内部の腐蝕や汚れ、異物の蓄積は、外部からの目視による確認ができる箇所の確認を通常点検の基本として、定期的なメンテナンス・修理時に外部から視認できない箇所を重点的にチェックすることになります。

②異常振動は、インペラー(羽根車)との接触により発生していることなどが考えられます。ケーシングによる原因としては、変形や腐蝕があります。また、ケーシング内に水分がたまっているケースなども考えられます。振動がひどい場合には、放置しておくと大きな事故につながる可能性がありますので、発見したら早急に原因を究明し、対策を取ることが必要です。

③ケーシングが磨耗や腐食を起こすと、ケーシングの板が薄くなり、最終的には破損してしまう恐れがあります。腐食に対してはライニングなどの根本対策を、磨耗に関しては振動や音となって現れるので早期に発見することが可能となります。

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