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点検について
①振動計測
- 振動測定器により測定を実施
- 測定器により下記の3項目を測定可能です。
①振幅(μmP-P)②速度(cm/s)③加速度(m/s2)
※送風機の振動測定はJIS-B-8330で速度、振幅で測定すると規定されています。
振動測定の測定ポイント
- 軸受箱
- ①ファン側の垂直、水平、軸方向の3か所
- ②プーリー側の垂直、水平、軸方向の3か所
- モーター
- ③プーリー側の垂直、水平、軸方向の3か所
- ④ケーシング側の垂直、水平、軸方向の3か所
- 軸受箱
- ①ファン側の垂直、水平、軸方向の3か所
- ②カップリング側の垂直、水平、軸方向の3か所
- モーター
- ③カップリング側の垂直、水平、軸方向の3か所
- ④ケーシング側の垂直、水平、軸方向の3か所
磨耗等が発生しやすい回転体の軸の固定部分を測定ポイントの基本として測定を実施します。
①-1 ファン側軸受箱の振動測定
垂直方向の振動測定
- ファン側軸箱の上部に測定器のピックアップを当てます。レンジを100から段階的に変えて読みやすいレンジに設定します。
- 上の写真ではレンジ:30に設定。メモリは下の0~3のメモリで振動を読みます。
水平方向の振動測定
- ファン側軸箱の側面部に測定器のピックアップを当てます。
- 上の写真ではレンジ:30に設定
軸方向の振動測定
- ファン側軸箱の軸方向に測定器のピックアップを当てます。
- 正確に振動を測定するために、中継手と軸受箱との接続部を外し、軸受箱にピックアップを当てます。
①-2 プーリー側軸受箱の振動測定
垂直方向の振動測定
- プーリー側軸箱の上部に測定器のピックアップを当てます。レンジを100から段階的に変えて読みやすいレンジに設定します。
- 上の写真ではレンジ:30に設定。メモリは下の0~3のメモリで振動を読みます
水平方向の振動測定
- プーリー側軸箱の側面部に測定器のピックアップを当てます。
- 上の写真ではレンジ:30に設定
軸方向の振動測定
- プーリー側軸箱の軸方向に測定器のピックアップを当てます。
①-3 モーターの振動測定
垂直方向の振動測定
- モーターの上部に測定器のピックアップを当てます。レンジを100から段階的に変えて読みやすいレンジに設定します。
- 右の写真ではレンジ:30に設定メモリは下の0~3のメモリで振動を読みます。
水平方向の振動測定
- モーターの側面部に測定器のピックアップを当てます。
- 上の写真ではレンジ:30に設定
軸方向の振動測定
- モーターの軸方向に測定器のピックアップを当てます。
- 上の写真ではレンジ:30に設定
②温度測定
- 振動測定器により測定を実施
温度測定の測定ポイント
- 軸受箱
- ①ファン側の垂直、水平、軸方向の3か所
- ②プーリー側の垂直、水平、軸方向の3か所
- モーター
- ③プーリー側の垂直、水平、軸方向の3か所
- ④ケーシング側の垂直、水平、軸方向の3か所
- 軸受箱
- ①ファン側の垂直、水平、軸方向の3か所
- ②カップリング側の垂直、水平、軸方向の3か所
- モーター
- ③カップリング側の垂直、水平、軸方向の3か所
- ④モーターおしり側の垂直、水平、軸方向の3か所
- ファン側の軸受箱
- 軸受箱の上部を測定
- プーリー側の軸受箱
- 軸受箱の上部を測定
- モーター
- モーターの上部を測定(ベアリングがある場所)
③テンションゲージを用いてのVベルトの張り具合の確認
テンションゲージを用いることで、ベルトの張力の状態を確認します。
- 写真の様なテンション測定用のゲージを使用して測定します。(テンション:kgfとたわみ量:mmが同時に測定できます)
- ファンプーリーとモータープーリーとの中間位置で測定します。
- 規定量より多めにテンションをかけた後、規定量までゆるめてたわみ量を測定をします。