ご仕様変更(風量・風圧)向上提案
ファン・ブロア・送風機の風量・静圧を左右する要因
ファンブロア・送風機の基本的な性能は、風量と静圧によって決まります。ファン・ブロア・送風機は目標とする設計値を満たすように製造され、出荷検査を経て、現地で据付けられます。ところが、ファン・ブロア・送風機には配管などの様々は機器が接続されるので、そのエアーやガスが必要な箇所に十分な静圧と風量を届けられない、といったことが発生します。従って、ファン・ブロア・送風機を選定する場合には、システム全体を俯瞰し、抵抗を考えて選定することが必要です。
風量・静圧を能力どおりに発揮させる対策
ファン・ブロア・送風機を使用し、風量・静圧を最大限に発揮するためには、本体の能力を上げることはもちろんのこと、ファン・ブロア・送風機に接続されている配管などの抵抗を考慮する必要があります。上記の図面では、一般的に考えられるファン・ブロア・送風機に接続される機器の抵抗を示したものです。吸込側では直管や曲管の抵抗を考慮する必要があり、さらに吐出側においても曲管の抵抗、直管の抵抗、およびダンパの抵抗を考慮する必要があります。直管については抵抗が無いように考えられがちですが、その距離が長ければ長いほど圧力が低下します。
従って、ファン・ブロア・送風機においては、これらの直管・曲管・ダンパなどのすべての抵抗に打ち勝つだけの力(圧力)を考えて、能力の高いものを選定する必要があります。
なお、ファン・ブロア・送風機の風量を上げようとした場合には、モーターの出力・回転数、インペラー(羽根車)の仕様・大きさ・回転数、Vプーリー・ベルトの比率などの要素があり、もし既存のファン・ブロア・送風機の能力を上げたい場合には、ある程度部品を交換することで対応が可能です。しかし、大幅な静圧と風量の増大は、ファン・ブロア・送風機を増設するか、機種を変更し入れ替えるなどの対策を行うことが必要です。そのようなケースでは、ファン・ブロア・送風機の製造メーカーに問い合わせ、機種選定を行うことが必要となります。
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